【ボートレース若松・ナイターGⅠ「全日本覇者決定戦/開設65周年記念」=エンジン相場&水面特徴】現エンジンは昨年12月から使い始め、約6か月が経過。機力相場はほぼ固まっていると言っていい。

 エースエンジンとして押しも押されもせぬ絶対的な存在なのが53号機。初下ろしの昨年12月「匠シリーズ」では引き当てた鈴木幸夫が初日から抜群の行き足を見せて白星を量産しV。1月一般戦でも山一鉄也がオール2連対で優勝を飾った。合えば行き足を中心に全体に超抜モードで多少、外していても他の上位機にも引けは取らない。

 34号機は3月後半企業杯、中間整備でギアケースとキャリアボデーが交換され気配が激変。伸びを中心にパワフルな仕上がりとなり海野康志郎に当地初Vをもたらした。上がり目という面から言えばこちらに軍配が上がるかもしれない。28号機は4月企業杯では松村敏が強力な行き足から伸びを見せて、オール3連対で優勝。5月ゴールデンウイーク節でも地元のペラ巧者・川上剛が「出足、伸びとどちらにもいけるし、いいエンジン」と絶賛していた良機だ。

 他には、伸びだけならこの3機をも脅かしそうな64号機や、安定して噴き上げている30、42号機、赤岩善生が整備して上位機となり、前節・広中智紗衣がVの52号機、横沢剛治がキャリアボデーを交換し、翌節に村上純が強力な出足に仕上げて優勝した39号機などにも注目。9、17、27、31、32、43号機も合えば上々の足に仕上がる。

【水面の特徴】2M側で洞海湾と直結しており、水質は海水で干満差もある。今年2月から4月までのデータによると、インの1着率は53%と圧倒的。S巧者が揃う記念においては、インを無視しての舟券作戦はオススメできない状況にある。ただ、風が追い、向かいに関係なく、5メートルを超えた場合はインの信頼度が下がる傾向にある。この時期は追い風が主体となるため、2、4コースの差し切りの場面も想定しておきたい。