昨年末の平和島プレミアムGI「クイーンズクライマックス」を制覇し賞金女王に輝いた松本晶恵(29)の「賞金女王獲得・祝賀会」が12日、群馬県のボートレース桐生で行われた。

 青を基調とした明るい着物姿で登場した松本は、約250人のファンや関係者が見守る中「こんなに多くの人におめでとうって言われたのは初めて。本当に幸せです」と語った。

 ボートレース桐生を施行する群馬県みどり市が誕生した2006年にデビューし、同レース場60周年というメモリアルイヤーに女子の頂点に立った。それだけに地元ファンや関係者からの祝福は年を明けても鳴りやまず、施行者も「こういう会なら何年でも何回でもやりたいです」と大喜びだ。

 さらに地元レーサーも松本の快挙を喜んでいる。ベテランの江口晃生(52)は「誇りに思っています。これからも女子レースで神ってもらって、また賞金女王を取ってほしい」と祝福。毒島誠(33)も「どんなときも最後まで仕事し、努力する姿は尊敬しています」と称賛した。

 会の終盤に行われた群馬支部の後輩レーサーによる余興にも着物姿のまま参加し、華麗なダンスを披露した松本は、今後の目標について「SGの予選突破です!」と力強く宣言した。