【福岡ボートGI福岡チャンピオンC】辻栄蔵 うねり対策は「レース足重視」

2016年11月30日 11時59分

辻栄蔵

【福岡ボートGI福岡チャンピオンカップ(12月1日開幕):注目レーサー=辻栄蔵(41=広島・74期)】前々走の芦屋GIIモーターボート大賞では節目の通算1500勝を達成。また、準優は3着だったものの、2着=菅章哉が不良航法で賞典除外。繰り上がりでベスト6入りを果たすと、優勝戦では艇間がバラけたところを抜けて2着。これで賞金ランキング18位(芦屋終了時、現在は14位)まで浮上するなど、ツキが味方した。

 さて、今回の舞台は福岡だ。過去5年でSGには4回、周年には3回出場。そのうち、2013年10月4着、15年7月5着と周年で2度の優出がある。当の本人が「これだけしか走っていないの?」と驚く年1回ペースながら、それなりに結果は残している。

「(うねりがある福岡では)伸びよりも、レース足が大事でしょうね。出足や行き足関係。伸びがあっても、うねりに負けてしまったら意味がないし。乗り心地がきたらいいでしょうね」

 もう少し生命線の乗り心地について解説してもらうと「どれだけ素早く旋回体勢に入れるか。乗り心地がいい状態なら舟が向くのを待つ時間も短いし、行きたい所にも行きやすい」と教えてくれた。

 福岡に限ったことではないが、調整はやはりペラが主体になる。「モーター本体をいろいろ扱ったら、何のおかげでよくなったか分からないから。それにモーターは毎回変わるけど、ペラなら形は違うかもしれないけどヤマト製という点では同じ。これだというペラの形を見つけられれば、今後の自分のためにもなりますしね」と辻。幾多の修羅場をくぐってきた男は、シンプルな手段で納得の足を目指す。

「うねりがあるといっても条件的にはみんな一緒だから。自分だけ不利というなら別だけど、同じ条件なら燃える男ですよ、僕は」と“栄ちゃん”スマイル。今度は表彰式でこの笑顔を見たい。