【目指せ!ヤングダービー】伸び悩む松尾祭に師匠から「スピードつけないとダメ」

2016年10月12日 09時12分

松尾祭
目指せ!「ヤングダービー」U-30の咆哮

【松尾祭(28=香川・100期)】9月に行われた第3回ヤングダービーは松田大志郎(28=福岡)が4度目のGⅠ優出で初の栄冠を手にした。次なるヤングスターの誕生が待たれる来年9月の第4回大会(蒲郡)に向けた戦いはすでに始まっている。今回は逸材揃いの100期の中で、なかなかブレークを果たせないでいる松尾祭にスポットを当てた。

 ボートレーサーの持ち味はスタート力、スピード力、旋回力、整備力…とそれぞれ。あとは経験を重ねてどう成長するかだが、自身が置かれている現状は理解している。

「デビューした時からテクも足りないけど特にスピードがないと言われていた。現に師匠の秋山広一さんには『強くなりたいならスピードつけないとダメやで』とアドバイスを受けている。ここ2年くらいは少し成長したと思うけど、まだまだですね…」

 この自己分析は成績にも表れており、今期は3期続いたA級から陥落しB1生活となった。それでも下を向いているワケにはいかない。「フライングしたのもあるけど、落ちるべくして落ちた。A1にいける人は常に節間6点を取る。自分の場合はギリギリのA2。GIIを走ると着が取れないことはないけど、スピードが違う」

 地元ファンに厳しい指摘を受けることもある。「デビュー通算で1着が圧倒的に少なく2、3着がめちゃ多い。ファンの人に『何で1着が少ないんや』と言われたりもした。もう少し5、6着を減らして1着取るようにしないとダメですね」

 そんな松尾にもうれしい出来事があった。今年3月に結婚。今風に言えば“授かり婚”で、11月には第1子が誕生する。「待ち遠しいですね。モチベーションが上がりやすくなった。ただ、事故はできなくなったけど、それを恐れたらレースできないので勝てるようにしたい」

 まずは、来期A級に復帰することが最低限の目標。そのための課題も分かっている。

「一般戦では出よる、出よらん関係なくスピードで勝てないと勝負にならない。まだ20代だし強くならないといけない。当面の目標は来年のヤングダービーに出ること。周りに応援してくれる人もいるし、コツコツと勝率を積み重ねたら初A1のチャンスも見えてくる」

 現実を受け止め、パパとなった松尾が巻き返しに燃えている。

☆まつお・まつり=1987年11月18日生まれ。香川支部の100期生。2007年5月まるがめタイトル戦でデビューし、同年9月からつ一般戦で初白星。通算8優出も優勝はなし。同期は桐生順平、川野芽唯、和田兼輔、平高奈菜、松崎祐太郎、鎌倉涼ら。身長163センチ。血液型=A。