【ボートレースアカデミー】「展示タイム」と「重量調整」

2016年09月21日 10時19分

舟券的中への近道 ボートレースアカデミー

<展示タイム>通常2周行われる展示航走において、2周目のバック水面、基本的にスリット裏(スタートラインの延長線上)から2Mまでの150メートルのタイムが展示タイム(実際の測定距離はレース場によって若干異なる)として発表されます。

 タイム計測の方法は手動と自動があり、現在、自動計測を採用しているのは平和島、多摩川、浜名湖、蒲郡、とこなめ、津、宮島、徳山、下関、若松、芦屋、福岡、からつの13場(鳴門は護岸工事で休催前は自動)。

 選手間では、以前から「自動計測のタイムは精度が高い」という声が大半で、もちろんファンのためにも、全場が自動計測にするのが理想でしょう。また、同じ自動でも計測方式は場によって違い、ボートに貼った反射材にレーザーを当てる方式や、ボートを映した映像からタイムを計る方式があります。

 中でもレーザー照射方式の福岡3場は好評で、特に福岡は計測開始ポイントが1M寄りになっているため「伸びだけでなく出足の良しあしも反映されたタイムが出る」と言われています。

 荒れ水面でない限り、6秒台後半になる展示タイムですが、タイム発表までのプロセスにはかなり違いがあるんですね。発表されるタイムをうのみにするのではなく、自分オリジナルの展示分析方法(スピードガンを使うとか)を考案するのもありかもしれませんね。

<重量調整>現在、ボートレースは最低体重制となっており男子51キロ、女子47キロに満たない選手は“錘(おもり)”を装着する必要があります。軽いほうが有利なのが明らかな競技だけに、体重制限がなかったころは度を越した減量合戦が行われ、男子でも40キロそこそこまで減量する選手もいたとか。これは健康に良くない、ということで最低体重制になったわけです。

 規定より軽い選手が錘を装着することを重量調整と言います。レース中は毎朝、体重測定を行いますが、制限体重に微妙な選手は展示航走前に再測定をして、重量調整をするか、しないかが判断されます。

 重量調整の方法は、0・5キロの調整なら錘代わりに調整用のベスト(500グラム)を着用すればOK。ベストにはポケットが3か所(前に2、後ろに1)あり、1キロの調整ならベストのポケットに錘(硬質ゴム製の板状の素材=500グラム)を1個、1・5キロなら2個というふうに錘の数を増やしていきます。

 錘は1ポケットに2枚入るので、3・5キロまでならベストに入れた錘で事足ります(ベスト+錘6枚)が、4キロ以上の調整時はボートの操縦席にカーペット状の錘(1キロ、2キロ、3キロの3種類)を敷くことになります。

 実はこれがクセモノで「錘をボートに敷くと操縦性が悪くなるし、引き波を越えなくなる」というのが定説になっています。