【平和島GⅠトーキョー・ベイC】因縁の地で天才・岡崎が蘇る!

2016年05月13日 16時59分

岡崎恭裕
岡崎恭裕

【ボートレース平和島GⅠ「トーキョー・ベイ・カップ」:注目選手】福岡の誇る“スピードスター”岡崎恭裕が2016年、完全復活する! 10年5月の浜名湖「オールスター」での衝撃のSG初戴冠からはや6年。今再び、充実・躍動の時期を迎えようとしている――。

 今年すでに4V。4月の桐生GⅠ「ダイヤモンドカップ」でも準優勝と“岡崎復権”を存分にアピールし、早くも来春の児島SG「クラシック」出場権に王手をかけた状況に、本人は「やっぱりSが早くなったことが一番の要因」と分析する。

 岡崎は「ここ1年半くらいFを切っていないのでSへの自信の持ち方が変わってきた」。さらにエンジン出しも「最近はペラを合わせ切れていると思う。記念に行っている人はみんなそうだと思うが、よほど変なエンジンじゃなくて普通あれば戦える感じはある」と自信をうかがわせた。

 とはいえ、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、むしろいばらの道だった。周知の通り、ビッグ初Vの翌年、地元・福岡のSGメモリアル優勝戦でまさかのF。SG戦線からオミットされ、すべての歯車が狂った。

 だが、やはりこの男はただ黙って指をくわえている“負け犬”ではなかった。雌伏5年の歳月を経て、今また奮い立っている。

「去年、モトシ(篠崎元志)がSGを勝ったり同世代がすごく頑張って、盛り上がっていたのを見ていて寂しくなった。自分だけその外に…って。自分もその中に入ってみんなでやれたら楽しいだろうなって。みんなでグランプリに行けたらって、考えるようになった」

 くだんのS力やエンジン出しといった技術面より、このモチベーション、精神面、メンタルの変化が近況好調の要因、何よりの原動力になっているのは間違いない。

 さて平和島といえば思い起こされるのが10年SG「クラシック」優勝戦だろう。1号艇で優出したものの、2号艇・山口剛の強烈なピット離れでイン強奪され、優勝をさらわれた“因縁”があるが「比較的に好きな水面ですね。今のボート場の中ではダッシュからでもチャンスがある」と意に介さず、好印象を持っている。

 SGウイナーながら、まだGIタイトルを手にしていないという“逆転現象”の下にいるが、遅ればせながら、まずはここで念願のGIタイトルを手にしておくのも悪くないはず。“天才”が本気になったとなれば、もはや敵はいない、はずだ。

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