【大村ボートGⅠ九州地区選手権(9日開幕)注目レーサー=真庭明志(31=長崎・93期)】地元開催でリラックスムードの真庭が、GⅠの舞台で久々の快走を期す。

 大村は1月の正月レース以来。「6000円分買った宝くじが外れたのでモーターだけでも…と思って抽選に臨みました。いいモーター(30号機)は引けたけど、ペラにヒビが入っていて新ペラになってしまって。モーターは当たりだったけど、結局はペラで外れてしまいました」とひたすら明るく振り返るところは、いかにも真庭らしい。だが、今度は「優勝した榎幸司選手(65号機)がすごく出ていたので、あのモーターを引けたらいいですね」。次は本物の“当たり”を引くつもりのようだ。

 さて、近況は「調子は正直イマイチです。ペラの調整も基本は乗り心地重視でしているけど、欲張って全部の底上げを狙って足自体を落としてしまったり、失敗してしまうこともあります」と言う。方向性を模索中のぶん、好モーターに後押ししてほしいのが本音である。

 今回の舞台は地元・大村。これだけでもアドバンテージはありそうだが「そういう意識はあるけど、あまり意識しすぎずマイペースに。ただし気持ちは負けないようにしたいですね」と冷静に大一番に臨む考え。2011年平和島周年でのGⅠ初優出(3着)以降、快ショットはないが、逆に変な色気も持たずに済む。まずは予選突破を目指し、初戦に挑む。