【徳山ボートGⅠ徳山クラウン争奪戦】V奪還狙う山口勢VS近畿勢

2016年01月25日 12時00分

松井繁(左)と白井英治

【徳山ボートGⅠ徳山クラウン争奪戦(26日開幕)展望】今年の徳山クラウンは真冬の開催だ――。ボートレース徳山のGⅠ「開設62周年記念/徳山クラウン争奪戦」がいよいよ26日、熱戦の幕を開ける。数々の名勝負が繰り広げられたこのタイトルに今年もそうそうたるメンバーが顔を揃えた。地元からは艇界のレジェンド今村豊をはじめ、白井英治、寺田祥、谷村一哉、原田篤志ら総勢8人が名を連ね、外来勢を迎え撃つ。遠征陣は松井繁、太田和美、浜野谷憲吾、菊地孝平、中島孝平らが主力を形成。篠崎元志&仁志など若手勢も充実布陣だが、田村隆信も今年はようやく記念戦線に復帰。地元・鳴門のSGオーシャンカップ出場を視野に本気度MAXで臨むだけに目が離せない。

 例年、夏場に行われてきた徳山クラウンだが、今年度は1月に移行(2016年度は10月開催の予定)。年明け3場目のGⅠとして開催されるため、いつもと違った話題が盛りだくさんだ。

 さて、今節の勢力図をざっくりと見てみると、08年=白井以来となる地元山口軍団のV奪還なるか、それとも王者・松井を筆頭とする近畿勢が席巻するか、あるいは杉山裕也ら新興勢力が勢いのままに実績組をなぎ倒すのか。こんなところか。

 地元勢は今村、白井、寺田、谷村の4トップに原田、吉村正明、大峯豊、森野正弘が加わり、グッと厚みを増した。1着を並べるようなケースが少なくなった今村より、当地の正月レースで9勝を挙げてVを飾った白井のほうが、現在のリーダーとしてはふさわしいかもしれない。

 白井は正月戦、決して威張れるような仕上がりにはならなかった。それでも終わってみれば1、2着ばかりをズラリと並べてVロードを駆け抜けた。地力、集中力は徳山ならやはり3割増しの評価が必要。2日目ドリーム戦で松井を撃破すれば一気に波に乗るはずだ。

 一方、松井、太田も相変わらず抜群の安定感だ。両者がしのぎを削った住之江の正月レースでは太田が松井や田中信一郎、石野貴之の猛攻を振り切りV奪取に成功。チャンスと見れば、集中力MAXで勝ちにくる。

 ソツのない走りが目を引くのは辻栄蔵、田村だ。パワーでねじ伏せるようなシーンは少ないにせよ、的確なスタートとハンドルワークでキッチリとまとめてくる。辻は12年大会の覇者。田村にはOC権利獲得というモチベーションもある。甘く見ては痛い目に遭う。

 九州からは篠崎元志&仁志、池永太が参戦。篠崎元は高レベルで安定。勝負どころでのSの課題さえクリアできればVを狙える存在だ。池永は若松正月レースでVを飾り、気分をよくして今年のGⅠロードに突入している。快S攻勢のパンチ力はイン、あるいはカドで最大限に生かされる。好モーターの助けを借りて、V戦線を盛り上げたい。今年、大ブレークが期待されるのは杉山だ。昨年11月、宮島61周年(4着)→児島63周年(4着)とGⅠで立て続けに優出。まさに、16年の大暴れを約束するような活躍ぶりだった。今年は初戦の尼崎63周年以降、徳山62周年→蒲郡東海地区選→住之江59周年と記念ロードが続く。SG出場を視野に実績上積みの足がかりとしたい。