【夫婦ボートレーサー泣き笑い】子供とレーサーの成長は同じ過程

2016年01月21日 10時00分

レーサーとママの二足のわらじを履く中西。右は長女・來那ちゃん、手前は長男・一心君
夫婦ボートレーサー泣き笑い 力良&裕子の交換日記

【中西裕子の巻】昨年、2015年は産休からの復帰に始まり、2人の子育てをしながら体をレースに慣れさせていく一年でした。毎日いろいろな変化があり、とても充実した年になりましたね。

 仕事面では産後の体を元の状態に戻すことを先決に集中していきました。1人目の経験のおかげで、今回は思ったよりもスムーズに戻せたと思います。やはり産後の腰痛がひどかったのですが、体幹を鍛える加圧トレーニングや骨盤矯正の整体など、子供を連れていける施設を探して通いました。

 周囲の支えにも助けられました。協力的なパパ(夫・黄金井力良)は子供たちを公園に連れていって遊んでくれたり、家族にも面倒を見てもらいました。

 そのおかげでそれほど大変な思いもせずに体づくりに集中できました。

 そんなこんなで復帰後の約5か月で“夢のオレンジベスト”(最低体重47キロに満たない選手が着用を義務づけられる荷重ジャケット)まであと0・1キロ!という体重まで絞ることができました。でも、さすがに体は悲鳴を上げ、ずっとキープするのは無理でしたが…。

 今の私のベスト体重は48キロ。この体重を目標に調整すると、一番いい状態でレースができます。それ以上に減量するとイライラしたり、食べ物への欲求が強くなったり、レースへの集中力が減ったり…と悪影響が出てしまいます。

 レースは体重が軽い方が有利ですが、メリットとデメリットを総合的に考えるとやっぱり48キロがちょうどいい。

 レーサーにとって体づくりは永遠の課題ですが、減量を頑張り過ぎても精神的に厳しいので適度にうまく付き合っていきたいですね。

 レースでも課題がたくさん見つかりました。毎回走るたびに気付くことがあり「もっとこうすれば良くなる」というメモが増加。まだまだ知らないことがあるってことは、まだまだ成長できるという裏返し。増えたメモの分だけ前に進んだと思いたいですね。

 プライベートでは2人の子供の成長を見るのが本当に楽しいです。特にお姉ちゃんと弟のやりとりは面白くて見ていて飽きません。お姉ちゃんは弟にどうしたらオモチャを取られないかを考え、弟は逆にどうしたら貸してもらえるかを考える。

 ケンカするとママが怒るから弟を説得するお姉ちゃん。その後、お姉ちゃんが別のオモチャを取りに行った瞬間、狙っていたオモチャをサッと持っていく弟。まるでコントのように繰り返されるやりとり――。

 そんな子供たちを見ていて、ふと感じることがあります。子供って何度もケンカし、失敗と成功を繰り返しながら勉強し、新しい発見をし、成長しているんだなって。日々レーサーとして成長しようとする私と同じように…。

 16年も子供と夫と4人で一丸となり、失敗しても諦めずに前進していきます!

☆なかにし・ゆうこ=1983年12月30日生まれ。埼玉支部の94期生。2004年5月の戸田でデビュー。同年8月の平和島で初1着。夫・黄金井力良とは10年10月に結婚。11年2月に長女、14年3月に長男を出産。15年1月の産休明け復帰シリーズで通算100勝を挙げた。15年10月に初優出も優勝は未経験。身長161センチ。血液型=O。

 <次回は夫・黄金井力良が執筆=2月4日掲載予定>