愛知支部で一番の東スポマニアは宮下元胤

2011年08月30日 16時38分

【白鳥幹太:ギャンブル裏街道】ギャンブル記者には記事を書く以外にも重要な仕事がある。週末は“新聞配達”を頼まれることも多い。
 レース場に入ると選手は外部との接触は遮断されるため、通信はもちろん、買い物もできない。そんな状況に置かれているだけに記者に「東スポが読みたい」 とせがんでくる選手が多いのだ。時には「持ってきてくれないなら、今後の取材の態度も考えないといけませんね(笑い)」と冗談半分で言われることもある。
 管理を通して新聞を差し入れする分には何ら問題はない。各場によって入るスポーツ紙の種類も違う。九州地区では朝刊である九スポが宿舎に入っている場も 多いため、よく読まれているが、関東、東海、近畿地区で東スポ(大スポ、中京スポ)が入ることはまずない。そのため、日頃の“愛読者”がせがんでくるの だ。
「いつも買ってるんだから、たまにはサービスしてくださいよ。宿舎の楽しみがなくなっちゃうじゃないですか。僕らは買いたくても買えないんですから!」
 物は言いよう。最後のひと言は確かにその通り。大事なお客様からそう言われればサービスするしかない。
 東スポ愛読レーサーはやはり口うるさい。良かった記事やダメな記事、「こうすればもっと面白いのに…」と様々な意見を聞かされることも多い。特にギャンブル関係の記事に対する指摘は鋭い。
 愛知支部で一番の東スポマニアは宮下元胤(28)。学生時代から競馬、プロレスを趣味にしていただけあって、本紙には一家言持っている。選手にはあまり 読まれたくない記事でもしっかり目を通しており「結構きついこと書いてましたね。読みましたよ」とニヤニヤされることもある。
 新聞を差し入れすると代わりに原稿になりそうな裏話をもらうこともあるが、残念ながら券に結びつかないことが多い。内容と結果(的中)が伴う原稿を提供するのはレース部では意外に難しいのだ。