話題のレーサー芦村の〝弱点〟はモデル体形!?

2011年11月22日 16時31分

【白鳥幹太:ギャンブル裏街道】恋のから騒ぎに出演していた元モデルの芦村幸香(26=山口)のデビュー戦詳報要員として先週末、下関ボートレース場を訪れた。
 芦村と話をするのはこれが初。過去の映像を見る限り、頭の回転も速く自分の言葉でしっかり売り込みができる選手とのイメージを抱いていた。まさにその通 り。一つ質問事項を投げかければ、いくつもの表情を使い分けてわかりやすく語る。他の新人選手とは明らかに過去の“経歴”が違うのはすぐにわかった。
 前検日にいきなりエース機を引き当て、運の強さがクローズアップされていたが他にどうしても気になることがあった。彼女の体重だ。初日の出走表には43、2日目は44キロと表記されていた。
 ボートの世界では軽ければ軽いほど有利と思われがちだが、それは過去の話。現在の規定ではレースに出走する最低体重が男子は50キロ、女子は47キロと定められている。足りない分はベストの中に重りを入れるか、ボートに敷きゴムを載せるか、二者択一を迫られる。
 ほとんどの選手はベスト着用を選択するが、その負担重量にも限界がある。ベストの重さが0・5キロ。そしてベストに0・5キロの重りを入れる部分が6か所。都合3・5キロまでは対応できるが、それ以上積むことはできないのでボートに別に載せなくてはならない。
 47から3・5を引けば43・5キロ。それ以下の選手に強いられるボートの別積みは大きなハンディになるという。
 芦村は前検日に足りない分はベストではなくボートに直接載せたが、「違和感があってターンで滑る…」と戸惑いの表情を見せていた。その後、先輩の助言もありベスト着用で重りを積んだら違和感も解消したという。
 ピットでは常に走り回り、汗だくに。その姿を見た関係者から「芦村、あんまり汗かくな! これ以上やせるなよ!」と妙なゲキが飛んでいたのには笑ってしまった。デブに「やせろ」、ガリに「太れ」と言うこと自体無理な話だ。
 スレンダーな元モデルの姿を見て絶妙なアドバイスを送る女性選手がいた。「地区は全然別だけど、同期の貞兼淳二クンから(芦村を)ヨロシクねって言われてるのよ。私も44キロで出走することが多いけど無理して増やすのはやめた方がいい」
 こう語るのはフルマラソンを何度も経験しているアスリート・栢場優子(40=栃木)だ。彼女の“やせ我慢”ならぬ、体重理論は興味深い。