稼いでる妹・守屋美穂がうらやましくて転職

2012年03月08日 15時54分

【ボートレース:注目の新〝鮮〟力】
昨今の艇界は、親子や兄妹レーサーが増えた。守屋大地(岡山・109期)もそんな一人だ。
 妹は、先日の多摩川GⅠ女子王座決定戦に初出場を果たした守屋美穂。彼女は06年に行われた全国高等学校女子ウエートリフティング競技選手権大会で優勝 を飾っている。ボート界の怪力美人レーサーの異名を取る(一見いたいけで、そんなふうには見えないが…)。一方、兄は社会人としてごく普通の生活を送って きた。
「正直、妹よりは勉強ができたと思います(笑い)。高校も進学校だったし、大学も長崎県立大学で経済を学んだ。でも社会人として順調に生活を送っていた 時、突然、妹の活躍が頭をよぎったんです。(お金を)稼いでいたのでうらやましかった。(彼女の活躍を見て)自分もこの世界でできるんじゃないかと考えだ したのが、そもそも(転身)のきっかけでした」と振り返る。
 ただ、当時は年齢制限と視力が大きなネックだった。それが運良く106期から年齢の門戸が開いた。さらに悪かった視力もレーシックで解決した。「4回目 の受験(109期)で受かりました。でも実際(舟に乗ってみて)自分の力のなさを痛感した。リーグ戦でも下から3番目。気を取り直して、プロになってから どれだけレースして、お客さんにアピールするか、それだけを考えてきた」
 しかしまだ1着はない。ただし、所々キラリと光るレースセンスを見せる。デビューして5節目の2節前の丸亀で、9走中2着2本、3着2本。水神祭まであと一歩のところまでこぎ着けている。負けん気の強さは妹譲り(?)、血筋だろう。
「外を握って回る選手になりたい。5コースの選手を見て展開が突けるようなね。今はまだ、ターンを漏らしてるのが現状だけど、どんどん経験を積んでいきたい」と意欲満々だ。
 最近、妹の偉大さをうすうす感じ始めた。
「僕に声を掛けてくれる人が実に多いんです。この前、守田(俊介)さんに『あの子からレースの姿勢など見習うことがあるぞ』と言われた。確かに妹は結果を 残しているしね。いずれは自分もそう言われたい。まずはB1になるのが目標。いずれはリーグ戦で活躍して新鋭王座に出てみたいですね」

☆もりや・だいち=1986年3月21日生まれ。岡山県在住。2011年11月児島一般戦でデビュー。水神祭に向けて日々奮闘中。同期(109期)は芦村幸香、大上卓人ら。血液型=B。

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