【尼崎プレミアムGⅠヤングダービー:気になる選手を直撃】ボートレース尼崎のプレミアムGI「第2回ヤングダービー」は25日、予選最終日。準優ボーダーを6・00と想定するとトップの茅原悠紀(28=岡山・99期)ら6選手に当確ランプが点灯した。昨年のグランプリ覇者・茅原は現在賞金ランク24位。そろそろエンジンのかけ時だが、断然主役の今大会は3日目(24日)を終えて堂々の予選トップ。いつも通り気合パンパンと思いきや、珍しくリラックスしているようだ。

 ——3日目の8Rは5コースから1着。仕上がりも順調そうだ

 茅原:あの展開で差さったので、足は相当いいと思いますね。ダッシュから伸びるし、間隙を突くかかりもある。この1着は大きい。実は1等を狙ってなかったので…。

 ——それはなぜ

 茅原:前節の三国(GI)も前々節の蒲郡(SGボートレースメモリアル)も力を入れ過ぎて事故(転覆)した。エンジンが悪いからスタートとターンを無理してしまった。その時、新田雄史さんに「一年の流れを冷静に考えたら今じゃないだろ」って言われ、ホンマにその通りだなって思った。だから今は最低でも準優というレースを意識したんですよ。

 ——そうしたら得点率トップに立った

 茅原:皮肉なもんですよね(笑い)。ボクは人より勝ちたいって気持ちが強くて、周りが見えなくなる。去年は結果的にオンとオフをうまくコントロールできたけど、今年はスイッチを入れる準備が整っていないのに入れて悪循環になった。今節は最終日まで「8割の気持ち」がテーマ。でも、気合を入れるより、入れない方が難しいですよ。

 ——優勝戦1号艇でもそれを維持できるか

 茅原:大丈夫です! 逆に力を入れなければ絶対に勝てると思います!

〈25日=6、12R出走〉