ボートレース津の「中京スポーツ納涼しぶき杯争奪戦」は8日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、新田雄史(37=三重)が4カドからまくり一撃を決め、今年4回目、通算36回目の優勝を飾った。2着に豊田健士郎、3着に松尾拓が入線、人気の佐藤大介は4着となり3連単は1万3440円の好配当決着となった。

 進入は枠なり3対3。内側の艇がスタートを踏み込めなかったのに対し、新田は4コースカドからコンマ10の好スタートを決めスリット通過後、内を閉めまくり敢行。バックは伸びて独走状態を築いた。

 前日の3日目レース終了後も機の不安を口にしていたが、優勝戦は「伸びだけをみんなと一緒になるようにして、スタートしてまくろうかなと。うまくいきました。優勝できたのは良かった」と底上げに成功、会心の勝利に表情も和らいだ。

 次走は23日に開幕する浜名湖SG「第68回メモリアル」だ。「エンジン出しとかスタートとか、自分の中で足りない部分を補い頑張ってやりたい。SGでも、こういうレースができるように頑張ります」と好走を誓った。