
30日に開幕するボートレースからつの「ズバッと!!なべチャンネル杯」で4か月ぶりに復帰する峰竜太(37=佐賀)が前検日の29日、試運転などで感触を確認した。
この日は強風のためスタート練習は行われず、タイム計測のみ。峰は「からつ、大村で練習した。感覚は落ちていなかった。18年かけて身につけたものを体が覚えてくれていた。レース勘は実戦に行ってからだと思うけど、実力の衰えは気にしなくていい」と自信をのぞかせた。
出場停止期間中は「体を鍛えて体重管理をしながら家族との時間を過ごしていた。サーフィンもやった」という。また、地元・からつで12年ぶりSG開催となった「第32回グランドチャンピオン」に出場できなかったことについては「申し訳ないと思っています。からつのSGに出られなかった悔しさは一生、忘れることはできない」と頭を下げた。
SGには2023年8月メモリアルまで出場できない。また7月1日からはB1級に降格するため一般戦が主戦場となるが「2年後に賞金を取りたいと思っているので、そこにつながればいい」と、すでにSG戦線復帰後を見据えている。
出場停止の原因となったレースの予想を行う者とネット上で接触。選手自身のルールに対する理解不足によりボートレースの信用、信頼を失墜させたことに関しては「自由にやり過ぎた。プロ意識(の問題)だと思う」と猛省。「復帰してほしい、また賞金王を取ってほしい、というファンの声もあった。お客さんに恩返ししたいという気持ちで復帰しようと思った。なるべく長く選手をしたい」と胸中を明かした。
1500勝まであと1勝。今節に向けて「優勝したい。1500勝は初日の一走目でしたい。するつもりできた」と力強く宣言。自信に満ちた〝峰節〟は健在だった。
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