ボートレース児島の「ルーキーシリーズ第9戦 スカパー!・JLC杯」は27日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の黒野元基(26=愛知)が逃げ快勝。通算4回目の優勝を飾った。

 枠なり3対3。4コースカドの愛知支部先輩・野中一平がコンマ13のトップスタートから飛び出すと2、3号艇をのみ込んで黒野に迫る。しかし、黒野も内から伸び返してまくりを阻止。先マイからバックで独走態勢に持ち込んだ。「一平さんが見えたので、ヤバいとは思いました。でも、全速Sで行けたので、1Mまでに伸び返せました」とレースを振り返った。

 舟足自体は「足はまあ普通。前検を思えば体感はだいぶマシになっていたけど…」と中堅レベル。ただ「普段は自分が失敗して、大きな着を取ることが多いんです。それだけに、このエンジンでオール3連対キープで優勝なら上出来です」と中堅機でも結果を出せたことに納得の表情を浮かべた。

 今後に向けて「もちろん9月のヤングダービーは頑張ります。記念レースでも活躍したい」と大舞台での活躍を誓った。