ボートレース桐生の「ヴィーナスシリーズ第6戦 第15回マクール杯」は26日、4日間の予選を終了し、27日に行われる準優勝戦に進出する18選手が決まった。

 中村かなえ(28=東京)は、予選最終日5Rでインからコンマ06のトップスタートを決めて逃げ切り。得点率を6・50まで上げ、11位で予選を突破した。「良かった、ホント…。3日目の6着が痛かった。だから緊張した」と勝負駆け成功に安堵の笑みを見せた。

「桐生はいつも、いいエンジンが引けない。今回も28%って数字を見てあーッと思ったけど、前検から普通に乗れた。機率以上はあります」と75号機の感触はいい。

「朝の試運転は乗りづらく、バタバタ調整して間に合った。うまく合わせられて乗りやすかった。乗り心地がいいと、いいターンができる。だから、そこだけしっかりさせたい。気温が変わるたびに乗り味も変わるので、その都度、ギリギリまで粘って調整して合わせていきたい。スタートもコンマ10くらいきたい」

 万全の態勢で4月の尼崎以来となる優出を目指す。