からつボートの「第32回グランドチャンピオン」は24日、4日間の予選が終了。25日の10Rから12Rで行われる準優勝戦に出場する18人が決定した。

 薄氷の予選突破となったのが、瓜生正義(46=福岡)だ。準優進出には3着以上が条件で、4日目8Rに2号艇で登場。コンマ06のトップSを決めると、スリットからはのぞく伸び足。1M余裕を持って差しに構えたものの、引き波を越えるのに手間取って先マイした坪井康晴、握った守屋美穂に先行される。道中も石渡鉄兵と新田雄史に追い上げられて、三つどもえの3番手争いに。石渡に逆転を許す場面もあったが、最終ターンマークをさばいて何とか3着を確保した。

「今は絶好の差し場だったが…。最近の悪い部分が出てしまっている。自分が乗りこなせていないのか、ターンマークを回れない。足はむしろいいんですよ。3日目後半も今も強めだったしスリットは余裕がある。この足でしっかりターンができていれば、もっといい着を取れているはずなんです」とレース後は悔しさをあらわにした。

 ただ、エンジンは確実に上向いている。「3日目に届かなかったスタートも、今日は自信を持って行けました。体感もいい。もう少しのところまできている感触はある。安定板が外れれば、また変わると思うので、普通のターンをできるようにしたい」と早速、準優に向けた調整に取りかかった。
 
「6号艇以外ならチャンスはある足」と舟足には自信を抱いているだけに、外枠5号艇も軽視は禁物だ。