ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第5戦 是政プリンセスカップ」は10日、優勝戦が行われ、1号艇の浜田亜理沙が逃げ快勝。2013年9月以来8年9月ぶりの優勝を飾った。

 トップタイとなるコンマ11のスタートを決めて1M先マイ。しかし、喜井つかさが3コースからまくり差し。これが決まったか、に見えたが、喜井はバランスを崩して転覆。浜田がリードを死守して、そのままVゴールを駆け抜けた。

 9年近く、優勝から遠ざかっていたが、チャンスがないわけではなかった。今年3月に地元・戸田で優勝戦1号艇を手に入れたように、限りなくVに近づいたことは何度もあった。それでも届かなかった最後の1勝。それだけに「勝ちたいと思っていたので、優勝できて本当にうれしいです」と感慨深げに久々Vをかみしめる。

 この優勝をきっかけに快進撃がスタートしそうだ。