ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第5戦 是政プリンセスカップ」は9日、準優勝戦が行われる。連勝街道を突き進んでいた浜田亜理沙は4日目12Rのイン戦で2着に敗れ連勝ストップも首位の座はキープした。

 準優勝戦で面白い存在はジワリと調子を上げてきた池田浩美(45=静岡)だ。「(後藤)正宗君にウチに来てもらって、ペラを叩いて、ゲージをすりました」と今節から新しいペラ調整に挑戦している。

 初日こそ6着2本だったが徐々にペラは仕上がり、成績は右肩上がり。勝負駆けの4日目5Rは2コースからジカまくりで快勝するなどポイントアップに成功し、準優進出を決めた。

「5Rも9Rもペラが開いたので、それを想定して叩いてまた焼きを入れた。展示タイムも良くなってきたし、合えば伸びはもっと良くなりそうな感じがある。ターン回りもいい」と、さらなる上積みも見込める。

「後藤君のためにも結果を出したい」。一緒に新たなペラ調整を模索してくれた同郷の後輩の恩に報いるためにも、まずは今年初となる優出を決めるつもりだ。