ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞 開設66周年記念」は7日、予選3日目を迎える。

 2日目のドリーム戦は石野貴之が逃げ快勝し、ポイントも一歩リード。シリーズを引っ張る存在になりそうだ。初日連勝の寺田祥も2着と踏ん張ったほか、菊地孝平、丸野一樹、木下翔太、岡村仁もオール2連対をキープする。

 一方、ここまで成績は目立たないが、甘く見ると怖い存在なのが、辻栄蔵(47=広島)だ。手にした77号機は2連率24%と、今節のエンジンでは最低の数字。苦戦必至と思われたが、序盤を3、3、4着と大敗なくまとめている。2日目(3R)の4着も快速32号機を駆る仲口博崇には競り負けたものの〝もう一歩で3着〟のシーンもあった。

「やっぱり2日目みたいに気圧が下がると、悪いエンジンだなっていう感じが出ますね~。ただ、初日の2走は戦えそうな感じがしたんでね。2日目は回して良くなかったんで、ペラは初日の状態に戻しました」

 天気の回復(気圧の上昇)が絶対条件となるが残すのは1、3、4枠とポイントアップにはもってこいの枠番。「上位とは足が違うと思うんで、あとはメンバー次第でしょう」とほどよく肩の力も抜けており、3日目もマスターズ世代のテクニックで勝負する。