人気映画出演のレーサーがラストチャンスに挑む

2012年09月23日 19時00分

 いよいよ25日に開幕するGⅠ「第27回新鋭王座決定戦」(ボートレース徳山)。出場メンバー最多となる5度目の出場を果たす鶴本崇文(27=大阪)は、今大会でついに卒業。これまで王座で目立った活躍がなかったが、ある「覚悟」を胸に最後の舞台へ挑む。

 

大阪を舞台にした人気映画シリーズ「岸和田少年愚連隊」。中学時代にスカウトされ、第4作(2000年公開)に出演した“俳優経験”が物語るように、その鋭い眼光と端正なマスクにはどこかしら「華」がある。

 

 だが、過去の王座戦は4回すべて予選落ち。決して華やかな成績とは言い難い。「今まではただ出ていただけですから…」。そう言って眉間に力を込めた彼は、過去4回とは明らかに違う意識を持っている。

 

 自分の持ち味を「自力で行くというより相手次第で展開を突くレース」と自己分析する鶴本も、今大会に限ってはスタイル変更も辞さない。

 

 ピットではあまり感情を表に出さない。しかし1歳の愛娘の話になると「一日も早く会いたいんです」と照れ笑いを浮かべる。愛する家族のためにも、何としても有終の美を飾りたいはずだ。

 

 

<つるもと・たかふみ>1985年5月20日生まれ。大阪府在住。2006年5月の住之江でデビュー。10年3月に常滑で初優勝を達成。新鋭王座決定戦は09年1月の第23回大会から4大会連続出場中(全て予選落ち)。SGは未経験。通算2V。身長164センチ。同期(98期)に松田祐季、西村拓也、平山智加らがいる。血液型=A。