ボートレース宮島のSG「第49回ボートレースオールスター」は28日に準優3番勝負が行われる。

 予選ラストでSGの怖さを味わったのが平本真之(38=愛知)。4日目11Rのイン戦は2コースの寺田祥がスタート遅れて中ヘコミの隊形。何とか先マイには持ち込んだが、4カドから握ってきた実森美祐のまくりに屈した。

「今は1M落とし過ぎました。寺田選手が遅れて(3コースの)毒島選手のまくり差ししか見えてなかった。実森選手が見えなかった。SGは何があるか分からない」と反省しきり。

 一方で序盤はもうひとつだった舟足は上昇一途。下馬評の高かった12号機がそのポテンシャルを発揮しつつある。「スタートが行けたし足も良かったです。乗り心地もきている。準優で戦えるレベルになっている」と自信を深めている。

 2016年に優勝を飾り、2018年から3年連続で優出した現役屈指の〝オールスター男〟。5度目のファイナルへ向けて気合の走りを見せる。