ボートレース宮島のSG「第49回ボートレースオールスター」は26日、予選3日目が行われた。

 ここまで3、2、6着とひと息の結果が続いていた篠崎元志(36=福岡)が3日目に奮起した。7Rに2号艇で出走。2コースからコンマ07で踏み込んでインの上平真二に対して先行。そのまま締め切ると1Mの舟の返りもスムーズ。バックは力強く抜け出して待望の初白星をもぎ取った。

「外に(原田)幸哉さんがいたのでスタートはゼロ台まで踏み込まないと、と思っていた。いいレースができた」とホっとした表情で振り返った。

 今節は近況低調機を引いて序盤は明らかに気配劣勢。初日は道中逆転を喫して「あんな抜かれ方をするとは…」と泣きが入っていたが、必死の調整が次第に実を結びつつあるようだ。

「長いこと本体をやっていなかったので初日にリングを替えた。これが当たってきたのかもしれない。全然出足がなかったのが普通になったし伸びも落ちていない。バランスが取れています。機勝率やエンジン素性を考えればかなりいいところまできている。3日目も試運転からこれならという動きをしていた。あとは落とさないようにする」とレースに集中できる状態になった。

 昨年はSG2優出と存在感を示し、今年もすでにGⅠ2優出。完全復活をアピールするには、オールスターはこれ以上ない舞台だろう。予選ラストは1、4号艇。まずは準優進出へ向け気合の走りを見せる。