ボートレース宮島のSG「第49回ボートレースオールスター」が24日、開幕する。前検日の23日にはエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。

 注目のエンジン抽選で上位の一角、33号機を引き当てたのが茅原悠紀(34=岡山)だ。今節の相棒は現在連続優出中。2節前の村岡賢人は節一級のパワーを発揮。前節の小池修平もレース足を含めて上位に仕上げて節間6勝の圧倒Vを飾っており、近況の勢いはエース級と言える。

「ドカーンと(伸びて)いく予定だったんですけどね(笑い)。ペラを確認したら村岡選手のイメージとは違っていて普通の感じでした。行き足には雰囲気があったけどスリットから先の伸びは止まっていた。でも本番なら周りもスタートで様子を見るでしょうから、もう少し差が出るんじゃないかな。自分のスタート? 勘通りですよ」と上々の手応えを伝えてきた。

 初戦は初日3R。整備時間も短いため、大幅な調整は行わないという。

「優勝エンジンで行き足もいい。そこを尊重して1走はノーハンマーでいこうかな、と。SGだからって焦ってもしょうがないじゃないですか。いいのを引けたけど、今のところ気負いも全くない。初戦がめちゃ良ければそのままでいいし、いつもの自分のセッティングにしていってもいい」と泰然と構えている。

 当地前回のGⅠ68周年は低調機を引いて無念の予選落ちとなったが、今回は機力にアドバンテージがある分、精神的に余裕を持って臨めそう。後半11Rは4号艇で、初日はセンター枠の2走。攻めの走りでしっかり上位着をもぎ取りたいところだ。