【三国SGオーシャンカップ】中田竜太 常に“道中あきらめない”精神で進化

2015年07月11日 10時22分

SG出場2回目の中田竜太

【ボートレース三国SG「第20回オーシャンカップ」:カウントダウンコラム(2)】15日開幕の三国SGオーシャンカップ。本紙恒例の直前企画は「フレッシュマンたちの晴れ舞台」と題し、オーシャンカップ初出場選手を特集している。その第2回は昨年のGI・江戸川59周年記念の準Vで名を知らしめた中田竜太(27=埼玉)。近年活躍目覚ましい新鋭はこれがSG出場2回目だ。初となった昨年のダービーは“ふがいないまま”終わった。ただその後もしぶとさを発揮するなど進化したレース内容を見せている。今回こそ存在をアピールしたい。その意気込みを聞いた。

 昨年前半は6月の江戸川周年で準Vなどグレード戦線で活躍も見せた。だが「後半に向けて、どんどん下降していった。訳が分からない感じになった」。そんな中でのSGダービー(とこなめ)初出場。結果は掲示板に載ることなく終わった。「最初から最後まで、全く(エンジンが)出てなくて、出すこともできなかった。それを補うS力、旋回力もないし。何もできず終わった」と“力不足”を痛感した。「収穫は全くなかった」と言う。

 苦しい時期があって今がある。今年に入ると優出回数が増えた。「自分の調整のパターンで(エンジンが合う)回数が増えてきた感じ」と手応えをつかみ、成績も良化した。それだけではない。レースへの取り組み方も変わった。「去年のヤングダービー(9月)でフライングをして、休んだ後の年末もF(フライング)を切ってしまった。今までスタートを頑張ろうと思ってたんですが、Fのこともあって最近は同体か少し遅れてもいいや、と思っています」とスタート勝負にこだわらなくなった。

「今までは、スタートでいけないとレースが作れなかった。遅れたケースはそのまま完走しただけということが多かった。最近は常に“道中あきらめない”ことを意識してやっている」。しぶとさが出て5、6着を並べることが減った。「もちろん成績が伴わないと嫌ですけど、レース自体はより楽しくなった」と精神面の成長も見せる。

 それでも「優勝できないのは課題だと思う。優勝してもいい足なら、しないと。関東地区選(準V)もそうだった」と反省、さらなる向上を目指している。

「ダービーが惨敗だったので早く出たい」と思っていたオーシャンカップ。三国は「苦手なイメージはない」なら当然楽しみも増す。「いい緊張感を持って臨みたい。何もできずに終わるのだけは嫌だ。チャンスをしっかりつかめるように。その意識を持って臨みたい」と気合は十分。昨年より進化した、中田の激走に注目だ。

☆なかだ・りゅうた 1988年4月10日生まれ。埼玉支部所属の104期。2009年5月の戸田でデビュー。初優勝は13年9月の戸田タイトル戦。通算優勝は6回。同期には松田大志郎、岡村慶太、竹井奈美、西川昌希ら。身長165センチ、血液型=A。