ボートレース戸田のGⅢオールレディースは19日、予選3日目を迎える。トップクラスのパワーを誇る堀之内紀代子が2日目もコース不問の機敏な立ち回りで勝ち切り、無傷の4連勝をマーク。独走態勢を築いている。

 予選前半戦は堀之内の独り舞台だったが、3日目からの予選後半戦で大暴れしそうな雰囲気をかもし出しているのがエース級63号機のパワーを引き出してきた蜂須瑞生(30=群馬)だ。

 2日目8Rをインからスリット後に力強く伸びて圧勝。「行き足が良くて、回ってからもいい。全体的にきてますね」とエース級パワーを実感。初日は4、5着と出遅れたが、気温が上昇した2日目にペラを大幅に叩くことを決断したのも奏功した。「調整にしっかり反応してくれてるし、やっぱりいいエンジンだな」と手応えをつかんでいる。

 戸田はこれまで優出歴がない。当地に不慣れな女子選手の多くが「狭いから走り方が難しい」とボヤくが蜂須も同様。「レースだけでなく調整面も他場より難しい。でも、こんなエンジンの時だからこそ、苦手意識を克服したい」。同じ関東地区とあって今後もあっせん機会は増えるはずだけに「いいきっかけ」をつかむ絶好のシリーズだ。