ボートレース鳴門のGⅠ「大渦大賞開設69周年記念競走」は16日、予選2日目の攻防を終えた。今節はダブルドリーム制で、その第2弾として行われた12Rは1号艇の毒島誠(38=群馬)がコンマ11の好スタートを決め、万全のレース運びで逃げ快勝。予選組では丸野一樹(30=滋賀)が2日目唯一の連勝ゴールでリズムアップに成功した。

 他では、吉村誠(32=静岡)が2日目9Rを2コース発進から差して快勝。これがうれしいGⅠ初1着となった。レース後には節目の勝利を祝う水神祭が行われた。同郷の先輩・徳増秀樹(47=75期)らに抱えられ、ピットから水面へ投げ込まれた。「みんなに投げてもらって幸せです!」とびしょぬれになりながらも満足そう。そして、「エンジンは素直なので自分の形にペラを叩いても合ってくれる。回り足や、つながりの部分がいい。強力メンバー相手に差せたし、できれば予選を突破して準優勝戦に乗りたい。レースに集中します」と晴れ晴れした表情で決意を語った。