ボートレースびわこの「大阪スポーツ杯争奪 第27回におの湖賞」が9日に開幕。初日メイン12Rの「大スポドリーム」は5コース発進から和田兼輔がまくり差し快勝。小坂尚哉とともに連勝発進を決めた。また、高橋正男も1、2着と初日は兵庫勢の活躍が光った。

 地元・滋賀支部で奮起が期待されているのは中島秀治(26=滋賀)だ。2022年後期適用勝率で5・68をマーク。7月からA2初昇級を決めた成長株。「他の同期レーサーと同じように着実に勝率を上げているだけです。エンジン出しも以前より小マシになっているかな。でも、他のルーキーと比べて、いい時と悪い時の差は大きい気がしますね」と冷静に自己分析する。

 初日は3R4号艇で5着。内容もスタートはコンマ21と立ち遅れ、1Mではキャビって失速とチグハグだった。それだけに「フライング休み明け。久々の実戦でいらんミスをしてしまいました」とレース後は反省しきりだった。

「新聞記者さんにいい時に褒めてもらえるのはいいとして、悪い時はもっと〝けなして〟ほしいです。そうじゃないと、ぬるま湯につかったような状態になりそうなんで…」

 初日のレースぶりではA1になれないぞ! こんな厳しい言葉を胸に愚直に前進する。