ボートレースからつのGⅢ「オールレディースマクール杯」は4日(6日目)に準優3番勝負が行われ、桜本あゆみ(34=群馬)、小芦るり華(24=佐賀)、遠藤エミ(34=滋賀)が快勝。5日(最終日)12Rで行われる優勝戦のポールポジションは遠藤が手にした。地元の小芦は今回がうれしいデビュー初優出となった。

 優勝戦出場メンバーで注目したいのは桜本だ。

 6日目、準優10Rでコンマ10の好スタートからイン逃げ成功。優出一番乗りを果たした。からつは2014年12月に、デビュー以来通算7年2か月目にして初優勝を決めた水面。しかも、10戦全勝でのパーフェクトVを達成した思い出の地だ。

 その初優勝から約7年5か月ぶりとなる当地での優出となり「すごく久しぶり。水面の感じやターンマークの見え方が自分に合っている」と、からつ水面の相性の良さを今節も実感している。また相棒27号の舟足にも「ターン回りがいい。出足、伸びも悪くはなくていいほうだと思う」と手応え十分だ。

 当地2回目のVへ「(優勝戦は2号艇で)ターン回りがいいのでしっかり差し切れる足かなぁと思います」と青写真もバッチリ。相性のいいプールで黒いカポックが、力強い味方とともに久々の躍動を見せる。