ボートレース江戸川のGI「開設60周年記念 江戸川大賞」は18日、12Rで優勝戦が行われ、浜野谷憲吾(41=東京・70期)が1周2マークで石渡鉄兵を差し切り優勝。2005年の50周年記念以来、10年ぶり2回目のシリーズ制覇となった。V賞金900万円を手にし、BOATRACE振興会からメダル盾を贈られた。GI優勝は19回目、通算優勝は68回目。

 緩やかな追い風、追い潮の優勝戦。「差しても届かないと思った」と、トップスタートを決めた石渡にまくり攻勢をかける。「1Mまくって、2Mで勝負と思った」という作戦がズバリ。2Mで石渡を差し、ホームで並走。2周1M、先に回って決着をつけた。「エンジンはいいし、チャンスはものにしたいと思っていた」と、ひそかに闘志を燃やし勝ち取った優勝。11年12月の関東地区選(江戸川)以来となるGI制覇。久々の記念タイトルに加え、ボートレースクラシック(16年3月・平和島)の出場権も手にし、「これはデカイね。地元だし」と笑顔を見せた。

 表彰式で「今年は、あと半分残っているし精一杯走ります」と地元ファンに約束した浜野谷。次走は宮島でのSGグランドチャンピオン。“よみがえった”東都のエースから目が離せない。