【GⅠ江戸川大賞・開設60周年記念】

<水面特徴>出力低減エンジンに移行されたことで、レース形態にも微妙な変化が表れている。当地はもともと「イン有利」と言われてきたが、より一層、インコースが強さを増しているイメージだ。

 直近やGWシリーズを走った選手も一様に「インが強くなっている」と話すように季節柄、気温が高くなってパワーダウン、センター筋の艇の行き足~伸びが届かなくなっている印象もある。

 今回の開設60周年記念は潮回りもホーム追いの流れ=上げ潮基調。気温もますます上昇していく時期の上に力量上位同士の実力伯仲戦となるだけに、今節も「イン有利」の傾向が強くなりそうだ。

<エンジン>この4月15日に出力低減機に切り替えられたばかり。まだ3~4節の使用で真の相場は固まっていないが、他場同様にやはり当地でも機力差はあるようだ。

 現時点で最高機率を誇る55号機は初下ろしの谷野錬志から伸び型でグイグイと出て行く好パワー機。

 これに次ぐのが複勝率7位の35号機。早くも“エース”の呼び声高く、行き足やレース足がいい実戦型で高評価されている。

 このほか鈴木博が優勝した36号機や、レース足に直線も抜群な58号機、バランス型の66号機の各機も上位評価されている。さらに43、63、68、60、22号機といったエンジンも力を秘めている優良機だ。

 逆に47&25号機は40%弱の複勝率を残しているが真のパワーはなく“動かない”部類のエンジンで、機率をうのみにせず飛びつかないほうが良さそうだ。