ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念 トコタンキング決定戦」は30日、最終日を迎え、優勝戦(優勝賞金1000万円)が行われた。制したのは1号艇・土屋智則(37=群馬)。2009年1月にデビュー初優勝を遂げた縁ある当地で2回目のGⅠ制覇を果たした。

 西山貴浩、池永太ら強豪ひしめく97期の中では出世の早い方だったが、ここまでの道のりは平坦ではなかった。GⅠVは17年6月の江戸川62周年以来。SG出場も19年グラチャンを最後に遠ざかっていた。それだけに7月の尼崎オーシャンカップ、さらに来年3月の平和島クラシックなどSGの権利が手にできたことは、レーサー人生にとって大きなターニングポイントとなるVとなったといえるだろう。

 今年は年始から好リズム。「この時期にGⅠが勝てたことはデカいし、調子を崩さないように年末の大村グランプリも意識して走りたい」と、さらに勢いを加速させ、大舞台へまい進していく。