ボートレース下関のナイターGⅠ「開設67周年記念 競帝王決定戦」が26日、開幕した。初日は荒天の影響で7R以降は安定板を装着し、さらに9Rからは展示1周、本番レース2周で行われた。

 そんな中、初日メインの「海響ドリーム」は地元期待の白井英治(45=山口)がコンマ13の好スタートを決めて堂々の逃げ切り。相棒61号機も「前検から何もしていないし、エンジンは悪くない。少しモサッとしていたけど、それは安定板の影響だと思う」と心配無用だ。このままシリーズを力強くけん引してくれるはず。

 また、予選組では地元の江本真治(47=山口)が逃げ、差しでの連勝スタートを決めた。機自体は「前、後半で少し一長一短があった」が「前半はスタート遅れても(1Mを)先に回れたし、後半は石野がまくってくれて展開が良かった。流れはいいと思う。あとは自信を持って走れるように、しっかり合わせたい」と笑顔がはじけた。

 さて、27日は予選2日目を続開する。メイン12R「帝王ドリーム」は1号艇で毒島誠(38=群馬)が登場だ。初日4、2着と攻めきれなかったが、機は「悪くないと思います。2走ともS全速でスリットでは余裕がありました」と悲観する足ではなく、ここで今節初白星に期待したい。