ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念トコタンキング決定戦」が25日に開幕する。

 V候補筆頭で初日ドリーム1号艇に選出された池田浩二(43=愛知)は「引きたいエンジンのひとつだった」という9号機をゲット。先月のとこなめ地区選は優勝戦1号艇でフライングに散ったが、今節はリベンジに燃えている。
 
 もう1人のとこなめの雄、平本真之(37=愛知)も地区選の雪辱を果たしたい気持ちは強い。昨年のGPファイナリストながら、今年に入って苦しんでおり、優勝どころか、優出さえも当地正月戦の1回のみという状況。地区選も仕上がらないエンジンに手を焼いたが、直近ではSG開幕戦となった大村クラシックで予選突破。「ひとまず最悪は脱した」ときっかけをつかんで地元周年に乗り込んできた。

 現時点での感触は「行き足が良くない。走り出せば大差はないが…」と一息だったが「新ペラになったばかりなので、叩く余地はある」と今後の上積みも期待できるだろう。

 GPファイナリストゆえ「調子が悪くても、SGの権利があるのは大きい。ダービー勝率も考えなくていい」とレースに集中できる状況なのは眼前のレースを一生懸命走ることがモットーの平本にとって、これ以上ない環境。そろそろ本領発揮の時だ。