2022年のSG第1弾、ボートレース大村のSG「第57回ボートレースクラシック」が16日に開幕する。

 初日ドリーム組の動きは6人とも目立つことはなく、コメントもさえなかった。中でも1号艇の原田幸哉(46=長崎)は「全然ダメ。全てにおいてヤバいな、という感じ」と厳しい表情を浮かべたほど。ただ、エースとして臨む地元のSGだけに「ワクワクしています。ドリーム1号艇に恥じないレースをしたい」と気合はパンパン。持ち前の調整力で仕上げて、気持ちが入ったレースを披露するはずだ。
 
 予選スタート組では注目のダブルエース機をゲットした田村隆信、椎名豊がともに期待通りの動き。田村が「すごく乗りやすかった」と話せば、椎名も「ペラを叩いていったら、行き足~伸びは良かった。班でも分が良かった」と笑顔。椎名は昨年5月の当地GⅡを制して今回の出場を決めたように、水面相性も抜群。再度の大暴れにも期待できそう。
 
 他では前検一番時計の6秒76をマークした長田頼宗に、毒島誠、中野次郎、長野壮志郎、遠藤エミ、藤山翔大、山崎郡らが好気配。中でも〝超伸び〟仕様で艇界を席巻する藤山の伸びはピット内で評判になるほど強烈だった。初日は1号艇の1走だが、より伸びが生かせる枠で登場する2日目以降こそ目が離せない存在だ。