ボートレース鳴門の「スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第5戦」は15日、2日目が行われた。

 序盤戦を終えて当地エース27号機を駆る馬場剛(29=東京)が2日目唯一の連勝で3戦2勝2着1本と快走。オール2連対の木谷賢太(26=香川)にオール3連対の新開航(26=福岡)、川原祐明(27=香川)、石原翼(24=静岡)らが上位陣を形成する。

 これを追撃する次位グループの中から、今年のからつ・フレッシュルーキーに選出されている定松勇樹(20=佐賀)に注目したい。

 昨年11月の当地初参戦時は2日目にFの勇み足。しかし、その後は6コース発進から3戦連続で2着を確保するなどしぶとさを発揮した。そして、今シリーズも好調だ。2日目7Rは鮮やかな差しで制するなど序盤の3走は5、1、1着。舟足も上昇カーブを描き「前検日はどうかと思ったけど、本体整備を含めていろいろ調整して上積みができている。自分の好きな感じになっている」と相棒65号機の仕上がりにも自信を見せる。

 エンジンはいいだけに、この勢いを持続できるかはスタートにかかっている。2節前の地元からつで今期2本目のフライングを切った。「7Rも隣(5号艇)が来てなくて、自信を持てずにスタートを放ってしまった。とにかく、質のいいスタートを決めて着を落とさないように心掛けます」。F2の苦しい状況でも奮起し予選上位突破を目指す。