【ボートレースオールスター】山崎智也が3度目優勝 賞金ランクもトップに

2015年06月01日 11時39分

優勝トロフィーを持ちガッツポーズの山崎。左はすみれ、右は競泳選手の松田丈志

 ボートレース大村のSG「第42回ボートレースオールスター」(優勝賞金3500万円)は最終日の31日、ベスト6による優勝戦が行われた。レースは枠なり3対3でスタート。イン山崎智也(41=群馬・71期)がトップタイのコンマ17で発進する。1Mでは太田が鋭く懐を差して迫ったが、これを冷静に封じて主導権を握り独走態勢を築いた。山崎はSG通算8勝目。「オールスター」は2006年以来9年ぶり3度目の優勝。獲得賞金ランキングでも7100万円を超えてトップに立った。

 夕焼けで赤く染まった水面。先頭でゴールを駆け抜けた山崎は3本の指を突き立てた。オールスター3勝目。レースを終えると「ついてましたね」と何度も照れくさそうに繰り返した。

 前検日に受け取った62号機の第一印象は「やばい」。初日のドリーム戦も4着。転機は2日目だった。「あの日の前半が一番良かった。その後、ちょっと落ちたけど現状を維持しようと思った。勝負に出るような足ではないので100点ではなく80点をキープしようと思っていた」と柔軟に考えたのが功を奏し、徐々に調子は上昇。予選最終日の4日目の12Rで快勝し予選トップ通過。そして、準優もきっちりと勝って優勝戦1号艇をゲットした。

 ここで「エンジンも仕上がった。変な失敗をしなければ大丈夫。9割ぐらい勝てるんじゃないか」と確信した、という。

 不惑の40代。「年を取ってきてプレッシャーを楽しめるようになってきた。今回もファン投票で出場していることもあったし、優勝戦での1号艇を楽しもうと思っていた。本当に楽しい一日だった」と決戦の一日を振り返る。レースでも太田の差しを把握していた。「ちょっと怪しかったけど、自分の感覚でターンしようと思った」と冷静に攻撃を退けた。

 茅原悠紀、桐生順平ら「ニュージェネレーション」と呼ばれる若い世代が台頭してきた。しかし、山崎には彼らに対抗する経験と冷静さがある。獲得賞金も7100万円超となり12月のグランプリでシードされる6位以内を確保するメドも立った。「これから賞金のことを考えなくていいと思うと楽ですね」と笑みを浮かべた。12年以来3年ぶりの賞金王の座を誰にも譲るつもりはない。