ボートレースからつのGⅠ「全日本王者決定戦 開設68周年記念」は3日、予選3日目を終了。4日は予選最終日となる4日目を迎える。3日目を終えて秦英悟(36=大阪)が5戦1勝2着4回の活躍で得点率トップに立つ。「ペラを1年前ここで優勝した時の形にして出足が良くなった。エンジンは出ていると思う。エンジンが出ていないとこの成績は取れないですよ」と上位級の足色。予選ラストとなる4日目9Rの6号を克服して、初のタイトル獲得へ前進するか。

 一方、2位で続く菊地孝平(43=静岡)も強烈な足を誇っている。

 初日ドリーム戦を道中逆転で制し、2日目を3、1着で迎えた3日目5Rでは、3コースから外マイで3着。レース後は「ギリギリまでまくり差しを狙っていた。ハナからツケマイだったね」と悔しがる。それでも、「レース足を求めた3日目が、一番感触はしっくりきていた。まくり差しに入れる気になるような足で、レースはメチャクチャしやすい。スタート同体から破壊力抜群というわけではないけど、伸びている人も受け止められる。エンジンは優等生的な感じ」と相棒のWエース一角の74号機は動いている。

「最近になくいいリズムです。プレッシャーを感じるタイプの僕が、今節はレースを楽しめていますから。これで結果も付いてくれば」と表情も明るい。予選最終日も激走に期待だ。