ボートレース浜名湖の「ヴィーナスシリーズ第21戦」は21日、優勝戦が行われ、4号艇・土屋南(25=岡山)が接戦を制して1着。3節前の児島ヴィーナスS以来の今年2回目、通算3回目の優勝を飾った。
 
 ピットに帰投したイン山川美由紀も「すごいの行かれちゃったよ」と苦笑するしかなかった。カド発進の土屋はコンマ03というトップスタート。この一撃で決着かと思えたが、強風の影響もあってかバックストレッチは山川も立て直す。

 しかし、2Mで渾身の強ツケマイ。ここで山川を振り切ったものの、今度は間隙を突いてきた間庭菜摘との競り合い。ホーム併走から2周1Mで全速旋回。力でねじ伏せてVをもぎ取った。

 レース後は「ただただ優勝したいという気持ちで走っていた。不安もあったけど、最後まで諦めずに調整をして行って良かった」とホッとした表情を浮かべた。

「優勝戦は伸び寄りの調整にしていった。菅(章哉)さん仕様です。準優勝戦で失敗(1号艇で2着)したけど、しっかりと気持ちを切り替えて行けました」と会心の笑顔。これで昨年11月に産休から復帰後は6節走って4優出2V。今年に限れば4節で3優出2Vと絶好調。「年末の(住之江PGI)クイーンズクライマックス出場を目指したい」とさらなる躍進を誓った。