ボートレース下関のGⅠ「第65回中国地区選手権」は15日、予選3日目を終了。16日は予選最終日となる4日目(予選は11Rまで)を迎える。注目の得点率争いは、地元の寺田祥(43=山口)が4戦1勝2着3回のオール2連対でトップに立つ。軽快な舟足を武器に、最終日まで突っ走りそうな勢いを感じさせている。2位以下は大峯豊(38=山口)、前本泰和(49=広島)、山口剛(39=広島)と続き、残る準優好枠争いは混戦ムード。

 また、2日目に大台の通算2000勝にリーチをかけた白井英治(45=山口)は、3日目2走を4、4着と足踏み。

 ここでは、3日目の好走で19位まで浮上した原田篤志(42=山口)に注目したい。
 
 3日目8Rは6コースから最内差して3艇による次位争いとなり、最終2Mで先行する2艇を小回りターンで交わして2着とした。会心のレースぶりに「すごかった。バックであそこまで追いつくとは。本人が一番ビビってます。この2着はデカイ」と興奮気味。「ペラをだいぶ叩き変えました。回り足重視で、つながりが良くなった。やっと評判機の感じが出てきたかな。安定板が付いた方が差が出るのかも」と上位機41号を引き出して、舟足は軽快だ。

「普段のGⅠと違って知っている人ばかりだし、地区選はレースを楽しむって感じです。その中でタイトルを取れたらいいですね。頑張ります」と平常心での活躍を誓う。

 予選最終日は2、4枠での出走。差しコース向きの舟足を武器に、確実に予選通過といきたいところだ。