ボートレースびわこのGI「近畿地区選手権」は15日、予選最終日の4日目が終了。5日目(16日)に行われる準優勝戦に出場するメンバーが決定した。

 4日目は新ペラからの調整となった藤山翔大(31=大阪)だったが見事に仕上げて、自身初となるGI予選首位通過を果たした。石野貴之(39=大阪)もオール3連対をキープして2位通過。これに山崎郡(32=大阪)が続いて準優戦の1号艇は大阪勢が独占した。

 同じく大阪支部の西村拓也(35=大阪)も存在感を発揮している。当地はGI初出場(2009年新鋭王座)、その後のGI優出、一般戦優勝を飾るなどなにかと縁のある水面。「でも、良かったのって3年くらい前ですよ。最近はあんまりよくない」とは言うが、湖国の女神とは相性がいいのだろう。調整も合っているようで、初日に「トルク感がない。ペラをやったけど本体に原因がありそう」と原因を見つけると、2日目に本体整備を敢行し「パワーが出てきた。下の方から普通くらいにはなった」と大幅な底上げに成功した。

 3日目で準優は当確だったが、4日目はキャリアボデーを交換。準優戦をにらんで調整をし「直線の足は良くなった。ただ、競ってもろさがある。キャリアボデーはまた違うのも試してみる」と、さらなる整備も視野に入れる。SG優出もありながら、意外なことにここまでGIタイトルを勝ったことがない。納得の行く舟足に仕上げて初タイトルにリーチをかけたい。