ボートレースからつのGⅢオールレディース「ゾンビランドサガ ワラスボターンCUP」が15日、最終日を迎える。ついに優勝戦の舞台にベスト6が出揃った。5日目に行われた準優3番勝負は10、11Rと1号艇が敗れる波乱の決着となったが、12Rは落合直子(37=大阪)がイン逃げ快勝し、優勝戦のポールポジションを手にした。

 優勝戦はインに座る落合が本命となるが、注目したいのは五反田忍(48=大阪)だ。5日目準優11Rでは、2コースからコンマ13のトップタイスタートで狙いすました差しを見事に決め快勝。

「足は出足寄りでいい感じ。伸びも出て行くことはないけど悪くない。乗り心地も良かった。スタートは何となくつかめている」とここに来て舟足の上積みにも成功した。

 当地は2003年5月にデビュー約7年6か月目で初優勝を果たした思い出の地。「とにかく、うれしかったことを覚えています。(水神祭も)いい気持ちだった」と当時を振り返る。過去4優出しており、初優勝以降の04年、08年、10年はいずれも準優勝。「からつは、良いイメージがある水面」と抜群の好相性を誇る。優勝戦は2号艇で準優と同様の2コースが濃厚。当地2回目のVに向け、再度の差し切りを狙う。