
連日、熱戦を展開してきたボートレース桐生のGI「第67回関東地区選手権」は12日が最終日。12Rで優勝戦が争われる。
注目の準優戦3番勝負はイン逃げ3連発の順当決着。その結果、中野次郎(40=東京)がポールポジションを獲得。エース級30号機を味方に2015年3月の多摩川「開設60周年記念」以来、約7年ぶりとなるGI制覇に王手をかけた。なお、優勝者には3月16日に開幕する大村SG「第57回クラシック」の優先出場権が与えられる。
この大一番で中野の最大のライバルとなるのは昨年の多摩川大会の覇者・桐生順平(35=埼玉)だ。地区選連覇だけでなく、前節の戸田「開設65周年記念」に続くGI連続優勝、さらには昨年9月の周年記念に続く当地GI連覇にも挑むこととなった。
準優勝戦9Rは危なげないイン逃げ快勝。会心のレースを終えた桐生は「4日目あたりから伸びに手応えがあった。スタートをして1Mまでに余裕あったし、伸びには納得している。だからといって乗り心地が悪いとか、舟の返りが悪いってこともない。普段はこんなことないんですけどね。あとは手前だけ」と上昇一途の機力に珍しく口も滑らか。
優勝戦は攻めるにはうってつけの3号艇で、卓越したターン力を存分に見せつけられる位置だ。「欲はかかずにいく」とは言いながらも、ひそかに一発を狙っている。
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