6日に開幕したボートレース福岡のGⅠ「第68回九州地区選手権」は多くの選手が「水面が悪くて…」と嘆いたほどの難水面での争いとなり、初日の決まり手は逃げが4本だけ。まくりも4本、差しが3本、道中の抜きが1本と〝何でもアリ〟のレース内容で水面同様、傾向をつかむのも難しかったか。

 V候補が集うドリーム戦は初日と2日目の12Rに組まれており、初日の「九州プレミアムドリーム」は2コースからスリット後に伸びた上野真之介(33=佐賀)がまくって快勝。2着には岡崎恭裕(35=福岡)、羽野直也(26=福岡)が入線し、1番人気に支持された1号艇の篠崎仁志(34=福岡)は6着に敗れた。

 まくられてしまった篠崎は「悪くないけど、上野だけが出て行った」と機力差を痛感していた。

 一方、力強い勝ち方で幸先良く白星発進となった上野は「足はメチャクチャいい。バックで伸びたし、出足も良さそう」と自信満々。2日目以降もコース不問の活躍に期待できそうだ。