ボートレース徳山の「徳山下松港開港100周年記念競走」は5日、5日目が行われ、7Rで128期・北村寧々(20=長崎)が6コースからコンマ18のトップスタートを決めると一気にまくって、うれしい初勝利を挙げた。3連単も6万9860円と好配当を提供した。

 2021年5月に大村でデビューして、67走目での1着に「スタートは自分を信じていきました。1着が取れて良かった」と満面の笑み。さらに喜びを倍増させたのが師匠・宮本夏樹(34=長崎)の前で決められたことだ。「(宮本が師匠になって)初めて一緒の開催。水神祭ができたらいいなと思っていた」。見事、結果を出して〝恩返し〟。宮本も「思い切りのいい子。これから順調にいけば活躍できるポテンシャルはあると思う」とその実力を認めている。

 レース終了後、気温4度と冷え込む中、水面に投げ込まれる手荒い祝福を受けた。今後の目標として「舟券に絡んでいきたい」と気持ちを新たにしていた。