ボートレース芦屋のGⅠ「開設69周年記念 全日本王座決定戦」は23日、予選3日目を終了。24日(4日目)は準優勝戦に勝ち上がるベスト18入りを懸けた予選最終日となる。

 注目の得点率争いは馬場貴也(37=滋賀)が4戦1勝、2着2本の成績で首位。これを福来剛(40=東京)、大上卓人(31=広島)、白井英治(45=山口)、瓜生正義(45=福岡)、篠崎仁志(34=福岡)、丸野一樹(30=滋賀)の順に追う展開。準優好枠争いは僅差の混戦となっている。

 一方、準優突破ボーダー下で注目したいのは、SG5冠の浜野谷憲吾(48=東京)だ。

 3日目8Rは4号艇で出走して4着。ここまで2、5、3、4着で得点率は25位。予選突破へ2走14点の勝負駆けとなるが「少し回転が上がり過ぎだけど、行き足を含めて全体に悪くない」と舟足には手応えを感じている。

 予選最終日の出番は前半5Rが4号艇、後半11Rは1号艇だ。これに対して「厳しい番組だよね。前半が1号艇なら勝って後半につなげやすい。でも、今回は1号艇があと。後半のイン戦が無関係にならないようにするよ」と、まずは前半5Rに〝全集中〟。そして11Rを逃げ切って準優に勝ち上がるイメージだ。

 芦屋は周年記念で3V。昨年7月にはSGオーシャンカップも制している。「別に調整が合うとかはない」とサラリと言うものの、水面相性は抜群。今節は福来や長田頼宗(36)など東京支部の後輩が活躍している。「東都のエース」が〝東京旋風〟に乗り遅れるわけにはいかない。