ボートレース児島のルーキーシリーズ第2戦「スカパー!・JLC杯 第32回瀬戸の若鷲決定戦」は23日が予選最終日。3日目終了時点で得点率1、2位につけるのは上田龍星(26=大阪)と小池修平(26=大阪)の大阪オーバーエージコンビ。そして3日目10RでV候補の上田に先着したのが、124期の新鋭・篠原晟弥(21=福岡)だ。

 3日目連勝でシリーズ3勝目をあげ、得点率は5位タイまでジャンプアップした。イン発進の3日目10Rは、2コースから格上・上田がにらみを効かせるレース。このプレッシャーがかかる一番を度胸一発の逃げで制した。レース後は「上田さんがミスしてくれて助かりました」と謙遜するが、機力も悪くない。

「後半(10R)は合っていなかったのに逃げ切れたし、普通はあるのかな。後半の時間帯は気温が下がってうまく合わない。ただ、合えば全体に良くて、上田さんとも変わらないと思います」

 足は気温次第と言いながら、合っていない状態でも上田相手に逃げるのだから合った時が怖い。

「1回だけある優出は準優で2艇フライングが出ての繰り上がり。今回はすっきり優出したいです!」。気持ちは早くも準優に向いている。