ボートレース大村のGⅠ「開設69周年記念 海の王者決定戦」は16日、予選の2日目を行った。

 メインの12R「龍神ドリーム」は峰竜太(36=佐賀)がインから押し切って快勝。序盤2走を2、1着と上々のリズムで乗り切った。「リングを替えて良かったし、特別出ている感じではないけど、納得の足になってきた」と舟足は上昇、いつもの峰スマイルが飛び出した。

 また、茅原悠紀(34=岡山)、市橋卓士(42=徳島)、山田哲也(39=東京)もオール2連対をマークする。地元の原田幸哉(46=長崎)も「出足、ターン回りは好みの仕上がり」と力強い実戦足を武器に3、2、2着と手堅くまとめている。

 他では山口剛(39=広島)に注目したい。2日目5Rは1Mで「まくり差しにいくスペースがなかった」とバックは6番手に。ただ、そこから1周2Mで中田元泰、3周1M握って回り平本真之を逆転し4着でフィニッシュとしぶとさを発揮した。「道中で追い上げも利いたし、出足、回り足は悪くない」と34号機に手応えを感じ取る。

「ここ2年フライングを切っていない(直近Fは2019年10月の若松)し、今年で3年目。リズムをリセットすることなくコツコツ積み重ねられている」とスタートでの安定感は抜群だ。ただ「年末のグランプリ出場を考えるとGⅠ優勝とか、SGでの連続優出が必要だと昨年は感じたし、勝負どころでの決め手が課題かな」と分析する。

 序盤を終え3、3、4着と中間着が続き、3日目(17日)は巻き返しへの勝負どころ。「(当地は)相性のいい水面だと思っているし、2日目に5、6枠も走り終わりましたからね。頑張りますよ」と闘志満々。予選後半は猛チャージを見せてくれそうだ。