ボートレース尼崎のGI「尼崎センプルカップ(開設69周年記念)」は16日、優勝戦が行われ、1号艇の河合祐樹(34=静岡)が逃げ切ってうれしいGI初Vを飾った。

「まさかGIのタイトルを取れるとは。自分でチャンスを逃してきたし、もうチャンスがないのかと思っていた。でも、あきらめずにやってきて良かった」。これまで巡り合わせの悪さに絶望しかけたこともあったが、しっかりと結果をつかんだ。

 今節は「初日にペラ調整をやってからはノーハンマーできました」と早々とエンジンを仕上げたことで目の前のレースに集中することができた。終わってみれば8戦6勝2着2回とほぼ完璧な内容でフィニッシュだ。

 これで早くも来年3月の平和島SG「第58回クラシック」の出場権をゲット。さらに現在、ファン投票が行われている最中のSG「第49回オールスター」(宮島、5月24日開幕)やGⅠ優勝戦の成績が選考基準となるSG「第27回オーシャンカップ」(尼崎、7月19日開幕)と念願のSG舞台が一気に近づいた。「幸先いいスタートが切れました。この後も、気持ちを切らさず、年末に向けて頑張っていきたい」と今後の活躍を誓った。